「発酵大国を生き抜く」経営指針で社内を醸成!

報告者 ㈲山口こうじ店 専務 山口和真さん

10 月18日(水)10月の南会津支部の例会は白河支部より山口こうじ店専務の山口さんに報告していただきました。山口さんは2019年に当時危機的な状況であった家業である山口こうじ店に入社しました。その後試行錯誤し、2019年12月に3年後黒字化を目標にかかげて新たな商品開発、農業へ挑戦、毎月テレビ1回・新聞2回の掲載を目標に各種メディアへ出演などを行い、2022年9月決算には、目標であった黒字化を達成しました。
 同友会には2020年の10月に入会、2021年2月の経営指針書発表例会に参加し、そこで経営指針と出会います。その年の経営指針を作る会に参加され、経営指針を作り、社内スタッフと取引企業様との前で発表しました。しかしながら、スタッフの退職や定着しない理念や方針、家族との不仲など様々の問題が生じたそうです。これらの問題を解決するために、山口さんは、綿密なコミュニケーションと定期会議を実施して、事業転換を行い、強みである発酵の知識と経験を活かし、小規模商品の試作・製造を行い、現在に至ったそうです。  
 私も、経営指針を作る会に参加させていただいています。経営指針は作って終わりではなく、どのようにして自分の会社に落とし込んで定着させるのかを改めて考えさせられました。