いま、この人 五十嵐隆男 (株)ラグソール 代表取締役
どんな道もガシガシと!
イベントの企画運営や広告プランニングを専門に仕事がしたいと、五十嵐さんが独立したのは2001年。
分厚く、グリップの効いた靴底=ラグソールで、道を選ばずガシガシ歩みたい! 社名にはそうした想いが込められています。
当時は年間なんと50本もの企画書を作成。その美声のおかげで!?ご自身がプレゼンしたコンペでの獲得率は、かなり高かったといいます。
手がけてきた案件の中でも県主催の震災追悼復興祈念式典の運営は、自らのライフワークのひとつであると感じ、本年3月の開催までずっと関わり続けました。
「企画も運営も、現場のディレクションも全部自分でこなしたい」と話す五十嵐さん。その原動力は、自他ともに認める新しもの好き。旺盛な好奇心を盛り込んだ、遊び心のある企画が強みでもあります。
コロナ禍でイベント自体が危ぶまれている現在は、WEB制作にも力を入れていますが、「原点は、仕事終わりにうまいビールを飲むため!」と一日も早いイベント復活を願う側面も垣間見えました。
若手が活躍できる場を
そんな五十嵐さん、実は、同友会は再入会。独立直後、たった一人で孤独を感じていたころ、先輩会員に誘われてオブザーバー参加。あらためて同友会のやさしさ、居心地の良さに触れます。仕事も軌道に乗り、会費が払えるようになると速攻で再入会したそうです。
普段から人とのつながりや、パートナーとの信頼関係を大切に経営をしてきた中で、会に所属し、専門委員長や理事などの要職を務めてきたことは、世代を超えて人脈を広げる一助になったといいます。
「この間のグループ会で、もっと自分の立場を自覚してください!って後輩に言われて(笑)」。独立以来、同友会活動も、その名の通りガシガシと第一線を歩んできましたが、今後は、若い世代が活躍できる場をつくって、自分がバックアップしていきたいと未来図を描く五十嵐さん。新しいステージでの活躍を、期待せずにはいられません。