いま、この人 
堀田屋 渡邊雅洋さん

地元密着の鮮魚店をご家族で経営

 今回は、田村市常葉町の堀田屋、渡邉雅洋さんにお話をお聞きしました。
 屋号が名前っぽい「堀田屋」なのに苗字が「渡邉」なので以前から不思議には思っていたんですが、おじいさんが戦後東京から常葉町に引き揚げてきたときに「堀田屋」を継いだそうです。それから雅洋さんで三代目、地元常葉町をメインに鮮魚、弁当オードブルの仕出しを74年続けてきたそうです。現在は両親と雅洋さんの3人でお店を切り盛りしています。
 同友会には同級生の渡邉輝長さん(田村市常葉町㈱エクストエンジニア専務取締役)に誘われたことがきっかけで入会したそうです。雅洋さんは昭和52年生まれの45歳ですが輝長さんには「人脈づくりや顔を売るなら青年会議所。経営のことを勉強するなら同友会」と口説かれて、青年会議所を卒業した後、2020年5月に同友会に入会しました。入会後すぐに理事になり、今年度は「経営指針を創る会」に参加しています。

「経営指針を創る会」への参加で変化が

 今年度の「経営指針を創る会」も終盤を迎える中、雅洋さんに参加してどうだったか尋ねました。何だか最近少し顔つきが変わったような気がするのは、私の気のせいなのかと思っていましたが、話をするのが苦手と言ってた割には何かもう話したくて仕方がないような感じで雅洋さんは話し始めました。1月に指針の発表を控え大分まとまってきているようで、経営理念や10年ビジョンの内容を言おうとしたので、1月の発表会の時に出席して聞くので今は言わないでとお願いしました。
 そして、どんな風に自分の仕事への向き合い方や意識が変わったかを聞いたところ、より良い商品ををお客様に届けることは今までもやってきたし、商品に関しては自信があるけれど、売るだけじゃないその先も考えていかなければいけないことに気付かされたとのこと。「経営指針を創る会」に参加する前までは、現実にはならないような「夢」だと思っていたことが、実現できる「夢」になったと自信にあふれた顔で話してくれました。
 「経営指針を創る会」に参加して自分に向き合えたと話す雅洋さん。彼の雄姿を見られることを楽しみに1月の経営指針の発表会には必ず出席します。