いま、この人 桐生剛志さん(株)二本松カッター 代表取締役
自分の夢と思いを実現して
起業のきっかけは、会社勤めをしていた30代はじめに体を壊して仕事を休んでいる時、桐生さんが住んでいる地区の集まりで、先輩方々が自分も若い時に起業していれば人生が少しは変わったなど後悔の話を聞き、将来後悔したくないために、34歳の時に奥様の反対を押し切って起業したそうです。はじめの頃は仕事を頂くために土木業社、建築業社、設備業社を訪問し、慣れない営業活動で苦労もありましたが、戦前、戦中を通して戦後の日本を再生した先人の苦労を考えれば、「若い時の苦労は買ってでもしろ」という格言を胸に頑張っていると桐生さんは話します。
同友会に入会して
は、仕事の取引先の社長とゴルフ練習場で偶然会い、同友会の話を聞いて興味を持ったことがはじまりだったとのこと。同友会の活動に参加し、諸先輩社長の話を聞く内に、自分自身の未熟さや弱さを知り、社長の仕事の責任の重さを痛感していったそうです。会社を継続するための行動力、会社の方向を決める決断力等、同友会活動から学ぶことは沢山あったと桐生さんは言います。それと同友会活動に参加している社長は個性的でカリスマ性があり、言葉は悪いですが、人たらし的な面が魅力的で人を惹きつけるのではないかと話もありました。
将来に向かって
桐生さんは自社の将来について、カッター作業の機械の台数を現在の4台稼働から6台稼働にして従業員数も増やし、稼働エリアも県内一円から一部県外も視野に入れ、受注体制を整えて頑張っていきたいと話しました。
また、桐生さんは現在、例会委員長として支部活動の中心的役割を担っています。趣味のゴルフを仕事の活力の元、健康の元として、これからも経営者として同友会で学んでいきましょう。