いま、この人 渡部 一さん(有)マルヨ建匠 代表取締役

南会津支部設立に込める想い

「コロナ禍の中、活動の制限もありましたが、コツコツと設立準備会を積み重ねて四年かかりました。」4月11日に
開催された設立総会での一言です。
 更にこの期間に設立メンバーへの感謝と共に「同友会に入って自分や仲間の企業の学びとなる事も勿論大切だが、同友会を通じて地域に貢献していってこそ〝会津魂〟の見せ所」と熱く語っておられました。最後に「本日集まってくれたメンバーであれば南会津支部として頑張っていける。今後は他支部に負けない同友会の組織をつくっていきたい」と抱負を述べ、14名の会員で新たなスタートを切りました。

木と人への想い

 マルヨ建匠は渡部さんの曽祖父の代から営業している建築会社で、平成10年にマルヨ建匠として法人化されました。
会社名の「マルヨ」とは、渡部さんの曽祖父である与市(よいち)さんの時代、与市さんの名前から○ヨ(まるよ)さんと呼ばれていことにちなんで付けた名前だそうです。銘木や無垢板にこだわり、自然木を活かしたぬくもりある住宅を建てています。
 〝人として人のために、一生懸命〟を理念に掲げ、お客様に寄り添った癒しの空間をデザインします。

地域のため、子供たちのために

渡部さんは地域活性化活動として、会津の歴史と武士道精神がテーマのよさこいチーム「郷人(ごうじん)」を設立。チームの名前である「郷人」とは「郷に集う人々」という意味が込められています。会津の歴史と文化を継承し、老若男女が踊りを通して道徳を学ぶ場所を目指しています。国内をはじめ、アメリカ遠征するなど「心からの感動」を演舞で表現し、会津魂を伝え国内外で数々の賞を受賞しています。
 渡部さんが郷人について、子供たちについて話をすると胸の奥から熱いものを感じます。Youtubeにもアップされていますが、是非ライブ(公演)に足を運び、感動していただきたいと思います。