いま、この人 西村昌也さん (株)星写真館 代表取締役

継続する企業をめざして…

 私の経営目的は「継続する企業になる」です。写真館業として104年を迎えた当社、その4代目として代表を継承しました。
 長年、地域の皆様にお世話になり、本当に感謝しかありません。

経営指針を創る会に参加

東京での修行から戻ってきた2008(平成20)年に有限会社から株式会社に組織変更。さらなる飛躍を目指しますが、デジタル化の進展による売上減、更に東日本大震災による人口減少などの波にさらされました。そんな中、何とかしなければという思いで同友会に入会し、「経営指針を創る会」に参加します。
 その中で、自社の歴史やこれまでの経営者がどのような想いで事業を継続してきたのかを、深く振り返りました。
 これまでにも様々なピンチを乗り越えてこれたもの…それは「記録」を通して地域の皆様からの信頼を得てきた土台だと思いました。
 自社の仕事に誇りを持ち、社員と共に経営し、強靭な体質を作り発展したい。また、社員が働きがいを感じられる会社にしなければ、と決意を新たにしました。

「人」が未来をつくる!

 激変する時代の中で、事業を継続するには体力が必要です。その体力とは「人材」だと考えます。
 「よいものを作るには、よい人が必要です」。これは、スタッフに送る手紙に必ず入れる言葉です。「よい人」とは、「人間力=おもいやりのある人間」であり、相手の立場にたちながら物事を考え、提案できる人間だと考えています。そんな「よい人」をめざして、私も社員も共に育ち合っていくことこそ、当社の未来のためには、必要不可欠だと考えます。

関わる全ての人に「たからもの」を届けたい

 多様性を感じる昨今、得意分野を成長させながら、スタッフの話に耳を傾け、会社の方針を経営目的に向けて、まずは理念の浸透を行い、かじ取りをしていきます。我々に関わる全ての人に「たからもの」を届けるように日々、楽しみながら精進し、笑顔溢れる環境を意識して経営しています。