いわき支部8月活動報告
テーマ:『BCPを学び、自社実践へつなげよう!part3』
〜全業種対応、基本概念から実践事例まで〜
細坪信二氏
8月22日(木) 8月は、2021年・2022年に続き、全国同友会とも関わりが深い、細坪信二氏による3度目のいわき支部例会講演でした。今回は能登半島地震の現地状況を踏まえ、ビジネス継続計画(BCP)の基本概念を解説いただきました。BCPの主な目的は防災や災害対策ではなく、事業環境が災害等によって変化した後でも、事業を継続するための体制や仕組み、ルールを事前に整えることが本質であると強調されました。細坪氏は、サプライチェーンの停止や顧客喪失といった想定外の事態に対する柔軟で迅速な復元力、つまり「レジリエンス経営」の重要性を説きました。最後に、そこに行きつくためのヒントとして、異業種の経営者が経営指針を打ち立てて学び合い、授け合う同友会活動はとても有効との言葉も印象的でした。講演後には、各社のビジネス継続戦略を具体化するためのワークショップが行われ、参加者は自社のリスク管理に対する理解を深めました。
(レポート/(株)エモーション 鈴木 恵)