ゼロからの新卒採用と社員共育
~社員と共に歩んだ事業拡大への道~
報告者 渋谷レックス㈱ 代表取締役社長 渋谷裕司さん
12 月20日(火)12月例会は、県の社員共育委員長の渋谷裕司さんにご登壇いただきました。
渋谷さんが入社した当時は、社員53名、食品卸売をメインに事業を展開する県内有数の歴史ある卸問屋。しかし、売上は年々下がり、歯止めが利かない危機的状況でした。その状況を目の当たりにした渋谷さんは、まず原因追求と分析に時間を費やし、その結果、人の問題にたどり着きます。当時は中途採用がほとんどで、従業員の入れ替わりも多く、経営理念も社員の教育も全く行き渡っていない状況でした。
そこから渋谷さんは、人を育むことに力を注ぎ、当初目標としていた新卒採用・理想とする社員共育を成し遂げ、次々と自らが掲げる社員共育を実現していきました。社風も自分のイメージ通りになっていったといいます。
比例するように売上も上がっていき、現状に満足することなく、成長支援制度、DX化、海外事業など、新たな取り組みに次々とチャレンジし実現していっているそうです。まさに今、渋谷レックスがビジョンの1つに掲げる「チャレンジする風土の継承」そのものとなっています。
今回の報告は、学ぶべきものが凝縮され、社員共育委員長の肩書そのもののお話で、大変貴重な例会でした。
内容もさることながら、渋谷さんの拘り、発想力、行動力に人並み以上のものを感じました。渋谷さん自身が自信を持って生き生きと社長業をなさっていて、その姿こそが人の上に立つべき理想の姿だと実感しました。