中小企業における適性検査の使い方 報告者 ㈱サトウビルト 佐藤元宣さん
7 月26 日(火) 7月度の共同求人委員会は、中小企業における適性検査の使い方について、福島支部内公開講座として開催しました。
適性検査は応募者が多く集まる大企業が、採用時の一次選抜に使用しているイメージがあり、中小企業ではい難い採用ツールです。
しかし今回はそのような使い方ではなく、人材のフォローに利用、自社で活きる人材の特徴を掴む、長期的なデータ収集で得られるメリット等のお話を中心にさせていただきました。
講座の前半は、適性検査の種類や適性検査で分かる事、信憑性、注意点について説明。後半は参加者の皆さんに職場適応テストDPI(性格検査)を実際に受検してもらい、結果の捉え方や自社での利用の仕方等の意見交換を行いました。そして最後に、ある企業の入社後の追跡調査事例をお伝えしました。一般的に企業に好まれる「リーダーシップ特性の高い人材」「ストレス耐性の強い人材」ですが、追跡調査の結果、リーダーシップ特性の低い人材の方が活躍していた、耐性の強い方が辞めやすかったとのことです。
それぞれの企業に風土や特徴があるように、合う人材も企業ごとに違います。既存社員がどんな人材なのかを把握分析することで、採用人材定着や成長に繋がるのではないかと思います。