今、企業に必要な、BCPとは? 講師 東京海上日動火災保険㈱ 郡山支社 支社長代理 伊津井将人氏 板倉小陽氏
6 月29 日(水) BCP。事業継続及び復旧計画の事です。決してハンコ注射の事ではありません。
我々東日本大震災の直撃を受けた者からすれば、災害時から通常業務に戻る困難さとそのスピードの重要性は身に染みているはず。が、いかんせん複雑なシステムと当然資金も絡んでくる為、その敷居は高いと言わざるを得ないでしょう。
そこで味戸支部長の肝煎で、BCPについての例会を行ないました。驚くべきは、至ってシンプルだったという事実。変に難しく捉え過ぎていたかもしれません。要は「災害時でもいち早く通常業務に戻れるよう予め準備をしましょう」と。その為にはアレをしてコレを準備してと、災害に備えて非常食を用意するが如く至って普通の事です。
私の会社(広告屋)に置き換えてみます。災害が起き出社できない状況になったとしても、最悪PCとスマホ、ネット環境があれば最低限の仕事は可能です。しかし、顧客情報やその他膨大なデータはサーバーに保管してあります。災害でそれらがお釈迦になったとしたら… 想像しただけで卒倒しそうになります。
そこでBCP。幾重にもバックアップをかけ、常にデータを確認できる状況を作れば、社屋がダメージを負っても問題ありません。
災害に備える事、これも立派な商い、サービスの一部なのです。ちなみに、先日味が気になって非常食の乾パンを完食したのは妻には内緒です。