12月１日（木）吉本興業、福島県すみます芸人の「ぺんぎんナッツ」を報告者にお迎えしました。
　当初の予定は、昨年度に引き続き、会員同士でコンビを組みMー１グランプリをオマージュしたＤー１グランプリを開催する予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響により、Dー１グランプリは開催できなかったものの、ぺんぎんナッツさんがなぜ福島の住みます芸人になり、また漫才からヒントを得るコミュニケーション術について報告をいただきました。私は、長年お付き合いがあるぺんぎんナッツですが、初めてどんな思いで福島で活動することになったのかを聞き、非常に感銘を受けました。
　よしもと興業が発足した47都道府県住みます芸人は、通常出身がその地域で優先的に選ばれるようですが、ぺんぎんナッツのお二人はどちらも出身は千葉県と福岡県で、福島県にゆかりがあるわけでは無いにも関わらず、誰しもが忘れてはいけないあの東日本大震災を受け、福島に来ることを躊躇わず来てくださいました。むしろ自分たちから、「福島に行きたい」と声を上げてくださったそうです。
　福島に移住、また定住するまでのご苦労は私たちには想像もできない大変さだったことが話の節々から垣間見れ、また「芸人」という価値を深く考えさせられました。我々地元に住む地域経済人として、地域を愛し、地域の活性化に寄与することの大切さを改めて考えさせられた学びとなりました。