宮城同友会南三陸支部への1泊移動例会!!
~地域づくりと中小企業振興基本条例、中小企業憲章が果たす役割~

報告者 後藤海産 代表 後藤清広氏
    ㈱高野コンクリート 代表取締役会長 高野 剛氏
                   (宮城同友会)

9月8日(金)〜9日(土) 9月移動例会が3年ぶりに実施されました。震災から12年と6ヶ月が経ち復興状況の確認もさせていただきたく宮城県の南三陸へ訪問しました。
 また、宮城同友会の協力を得て、南三陸ホテル観洋を会場に、カキの養殖を中心に海産物を生産している後藤海産の後藤社長・生コン製造他を営んでいる㈱高野コンクリートの高野社長の報告を頂戴しました。
 後藤社長の報告では、震災前は生産過剰で良いカキが出来ず、南三陸産のカキは小さく評価が良くなかったとの事でした。震災により漁場が流され、一時は廃業を決断するも、組合の方からカキ部会長を依頼され、やむを得ず受けたそうです。
 品質アップの為生産量を減らすという決断は組合員からの反対もあったそうですが、生産量を減らした結果、カキの生育期間が短縮され、大きさも以前より大きくなったそうです。東京での市場も売上が上がり、好調に推移しているとのことでした。
 高野社長の報告では、震災直後に一早く生コン製造に取り掛かり、地域の為に貢献された苦労話に大変感銘しました。
 大変勉強になる報告でした。特に、後藤社長のあえて生産量を減らす決断で品質の良いカキを造り成功したお話は印象的でした。拡大路線でイケイケどんどんの時代は終わり、しっかりした中身のある仕事・同友会活動をするべき時代なのかもしれません。

活動報告-新着トピックス




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