日本酒は故郷の誇り
~明治からの歴史を継承した
4代目女性社長の思い~

報告者 ㈲金水晶酒造店
 代表取締役 斎藤美幸さん (福島支部)

12 月15日(木)12月例会は、植田町のホテルミドリで行われました。福島支部会員で、福島市唯一の造り酒屋「金水晶酒造店」代表取締役の斎藤美幸さんが報告者となり、「『日本酒は故郷の誇り』明治からの歴史を継承した4代目女性社長の思い」と題した経営体験報告をいただきました。
 酒蔵の1人娘として生まれた斎藤さんは東京大学卒業後、テレビ局に勤務。その後、実家である金水晶酒造店が作った酒を故郷に残すため、2015年4月に東京から福島に戻り、同酒造店4代目を継いだといいます。経営経験もなく「素人同然」からのスタートでしたが、昔からのラベルやデザインやパッケージを一新したほか、SNSによる積極的な情報発信などを通し、古い造り酒屋の良さが伝わるよう変えていきました。また、適正ではなかった価格についても値上げを数回にわたって行うなど、「不退転の決意」で取り組み、酒蔵を守ってきた経験などを丁寧に話してくださいました。
 参加者からは「自分の仕事に自信を持ち、覚悟を決める」や「それでつぶれたらしょうがない!!」など、覚悟を持った言葉の数々や女性ならではの視点、地域や家業、日本酒、家族などへの思いに感嘆したとの声が数多く聞かれました。
 斎藤さんの分かりやすい報告から多くの学びをいただけた例会となりました。

活動報告-新着トピックス




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