特別支援学校の就労支援の現状
10 月20日(木) あだち地方地域自立支援協議会就労支援部会との合同で10月例会を開催しました。はじめに、二本松公共職業安定所の鈴木亜由美氏より、あだち管内の障がい者雇用に関する現状について、資料を基に丁寧なご説明をいただきました。
直近の令和4年8月末の状況を前年時期と比較すると、有効求職者数は増加しており、特に身体障害者と精神障害者について増加傾向にあることが分かりました。しかし、精神障害者の方は就職率が低い傾向にあり、理解不足や対応への不安感等が要因の1つとして考えられます。障害者の特性は多様なため、ハローワークの就業相談に加え「障害者職業センター」や「障害者就業・生活支援センター」等の支援機関とも連携したチーム支援で、ハローワークが就職や職場定着を図るケースが増えていると分かりました。
次に、特別支援学校の就労支援の現状について、実際に進路指導に携わっている各支援学校の先生方から、現状の問題点や課題等、実習への流れ等をそれぞれご説明いただきました。県立あぶくま支援学校の若松伸司氏からは、薄皮饅頭の箱折作業や空き缶のプルタブを取るリサイクル作業の様子を動画でご紹介いただき、単純作業であれば集中力を持っての労働に何ら問題はないと実感しました。ぜひ、現状に出向いて実習の様子を拝見してみたいと思いました。
我々経営者も今一歩足を踏み入れ、誤った固定概念を壊すべきだと思いました。その後、就労支援部会員と同友会会員との熱い意見交換が行われ、充実した例会となりました。