目の前に困った人がいたから私はここまで来ました~創業のエピソードから福島同友会の会長に至るまで~
報告者 ㈱cluster 取締役会長 齋藤記子さん
4 月20 日(木) 同友会の会長であり、㈱cluster会長の齋藤紀子さんから、今年度一発目の例会報告者としてお話しいただきました。
創業のエピソードでは、困っている人のため、大きな組織では出来ないことを、お客様、利用者のためにと奮闘される話に、齋藤会長の志が強く熱い思いに感銘を受けると同時に「経営として成り立つのか?」とモヤモヤした感情で報告を聞いていました。
所々で「利益を考えずにやってきたので、きっと私は良い経営者ではないですね」との言葉がありました。利益を出すことはもちろん大事です。その部分だけを見れば「良い経営者ではない」の言葉は、その通りなのかも知れませんが、お客様・利用者・社員を何が何でも守る覚悟・行動と、創業からのブレない信念を貫いて、会社をここまで維持・発展させて成長させてきたことを伺うと、やはり「素晴らしい経営者」だと強く感じました。
グループ討論では、参加者が齋藤会長の飾らない、情熱あふれた報告から、「人に寄り添う姿勢を見習いたい」「仕事の原点を再確認できた」「人生のお手本にしたい」などなど、様々な方向から刺激を受け熱い討論となりました。
今年度スローガン「新しい時代に適応する強靭な企業を目指そう!!」に向けて、相双支部の経営者集団として幸先の良いスタートが出来た例会となりました。