相双支部2月例会

「ブラック業界からの脱皮 幸せを実現する会社づくり」
~女性も活躍し続ける会社・地域をめざして・・・~
講師:関原英里子氏 (有)京美容室 代表取締役(新潟同友会)
2月18日 相双支部2月例会は、新潟県中小企業家同友会上越支部の (有)京美容室 代表取締役 関原英里子さんをお招きし講演いただきました。タイトルは「ブラック業界からの脱皮 幸せを実現する会社づくり」。「ブラック」と「幸せ」とギャップが緊張と緩和なタイトルです。
美容室業界が相当に「ブラック」で、関原さん自身も「従業員は駒」という考えでいたところ、同友会に入会して経営指針を創る会で学び、従業員は「人」であることを強く認識。そこから社内を様々変革していきました。そうした中で変革の副作用があったりコロナ禍があったり存続の危機に陥るも、関原さんは同友会で学んだことや知ったことを徹底的にパクり見事に事業を立て直します。王道の経営体験報告です。
関原さんの変革の方策は、非常に合理的でありかつきめ細かい・・・店舗の立地、顧客の確保方法、従業員の活用方法など、ハードとソフトの組み合わせ方が非常に巧みです。こういう方策であれば女性の働きやすさって生まれてくるんだなぁ・・。そして、それが従業員が20人前後の会社で30人の子供が生まれてくる結果に繋がってるんではないかしら?と思いました。
本業の変革方法、さらに本業の変革の効果が地域へ波及していくプロセス。「人」を生かす経営は本業を活性化させると同時に地域課題解決につながる。そういう確信を得られる例会でした。
(レポート/松永牛乳(株) 井上禄也)


