第32期同友会大学

21世紀がわれわれ中小企業経営者および二世・経営幹部に求める「総合的な経営能力」の向上と、複雑に変化する「現代」を見通す大局的な「眼」を養成することを目的とします。

受講生募集
お申込みは同友会事務局まで

■募集人数 一般課程120名(先着順)
■受講資格 会員・後継経営者・経営幹部
■日  程 2023年9月23日~12月5日
■会  場 東日本国際大学     全7講座

第32期同友会大学 講師紹介

第1講座 【ジャーナリズム論】
元週刊朝日編集長が語る
出版ジャーナリズムの百年
講師 青木 康晋氏 東日本国際大学 経済経営学部 特任教授

1959年愛知県豊橋市生まれ、64歳。早大政経学部卒。1981年朝日新聞社に入り、名古屋社会部などを経て、東京本社政治部で竹下総理や小沢自民党幹事長の「番記者」、橋本政権下の自民党キャップ、小渕外相時代の外務省キャップ。2004年週刊朝日編集長。2011年の東日本大震災では東北取材センター長(仙台総局長)として被災地報道を指揮。北海道支社長を経て、2012年週刊朝日の橋下徹大阪市長をめぐる差別記事による社長引責辞任を受け、後継の朝日新聞出版代表取締役社長に。社長8年半、会長1年を務め、10年連続黒字、2年連続最高益を更新し、2022年退任。週刊朝日の休刊を事実上決め、後任に引き継ぐ。
現在、東日本国際大学特任教授・経済経営学部デジタルコミュニケーションコース長、Gakken常勤顧問、BS朝日番組審議会委員、朝日カルチャーセンター講師。

第2講座 【ビジネスと人権】
グローバルな視点から、地域の中小企業としての役割と責任を考える
ビジネスと人権・SDGs・同友会型企業づくり
講師 山田 美和氏 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター長

法律事務所勤務を経て、日本貿易振興機構アジア経済研究所入所。海外派遣員(2008年―2010年タイ)。2014年より「ビジネスと人権」に関する政策提言研究プロジェクトを主宰。
経産省サプライチェーンにおける人権尊重のためのガイドライン検討会委員。大阪万博2025持続可能性有識者委員会委員、持続可能な調達ワーキンググループ委員。環境省環境デューディリジェンス普及検討会委員。東京都庁社会的責任に配慮した調達に係る有識者会議委員。責任ある外国人
労働者受入れプラットフォーム(JP-MIRAI)専門家委員会メンバー。
近著に『「ビジネスと人権に関する国連指導原則」再考ー人権と環境のデューディリジェンスのつながりを考えるー』(『環境管理』2023年7月号)『「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」の意義と課題』(アジ研ポリシー・ブリーフNo.177)など。

第3講座 【哲学】
世界哲学と中国哲学
講師 中島 隆博氏 東京大学東洋文化研究所 所長

東京大学法学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。東京大学大学院総合文化研究科准教授等を経て、2012年から東洋文化研究所准教授、2014年から同教授。2023年より現職。経団連21世紀政策研究所の研究主幹も務める。研究分野は、中国哲学、世界哲学。
著書に、『中国哲学史―諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』(中公新書、2022年)、『危機の時代の哲学―想像力のディスクール』(東京大学出版会、2021年)、『思想としての言語』(岩波現代全書、2017年)、共著に、マルクス・ガブリエル&中島隆博『全体主義の克服』(集英社新書、2020年)、編著に、中島隆博編『人の資本主義』(東京大学出版会、2021年)、共編著に、伊藤邦武・山内志朗・中島隆博・納富信留編『世界哲学史』全8巻+別巻(ちくま新書、2020年)、訳書に、アンヌ・チャン『中国思想史』(志野好伸、廣瀬玲子との共訳、知泉書館、2010年)など多数。

第4講座 【歴史学】 公開講座
等身大の龍馬とその妻
講師 一坂 太郎氏萩博物館 特別学芸員

1966年、兵庫県芦屋市生まれ。大正大学文学部史学科卒業。現在、萩博物館特別学芸員・防府天満宮歴史館顧問・日本文芸家協会員。
最近の著作『暗殺の幕末維新史』『坂本龍馬と高杉晋作』『わが夫坂本龍馬』『吉田松陰190歳』『久坂玄瑞』『明治維新とは何だったのか』『司馬遼太郎が描かなかった幕末』『吉田稔麿 松陰の志を継いだ男』『フカサクを観よ 深作欣二監督全映画ガイド』『吉田松陰と高杉晋作の志』『坂本龍馬を歩く』『語り継がれた西郷どん』『高杉晋作の「革命日記」』『楫取素彦と吉田松陰の妹文』ほか。
最近のテレビ出演:英雄たちの選択・知恵泉・ザプロファイラー・片岡愛之助の解明!歴史捜査・乃木坂46山崎怜奈の歴史のじかん・お江戸のススメほか。

第5講座 【医療・健康】 公開講座
心と身体を癒す笑いの効果
講師 大平 哲也氏 福島県立医科大学 医学部疫学講座 主任教授

福島県いわき市生まれ。1990年福島県立医科大学医学部卒、1999年筑波大学大学院医学研究科博士課程修了後、大阪府立成人病センター診療主任、大阪府立健康科学センター主幹兼医長、ミネソタ大学疫学・社会健康医学部門研究員、大阪大学医学系研究科准教授を経て現職。専門は疫学、公衆衛生学、予防医学、内科学、心身医学。循環器疾患をはじめとする生活習慣病、認知症などの身体・心理的リスクファクターの研究、及び運動、音楽、笑い等を始めとする効果的なストレス解消法についての実践的研究を行っている。これまで、NHK総合テレビ「あさイチ」「ためしてガッテン」「おはよう日本」、NHKeテレ「人生レシピ」、NHKラジオ「ごごカフェ」、CBC放送「健康カプセル!ゲンキの時間」等に出演し、ストレスや笑いと健康のデータを提示している。
近著に『1日1回!大笑いの健康医学』(さくら舎)

第6講座 【リーダーシップ論】
アンコンシャスバイアスを知る、気づく、対処する
ひとりひとりがイキイキと活躍する組織づくりのために
講師 守屋 智敬氏 一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事

1970年大阪府生まれ。都市計画事務所、コンサルティング会社を経て、2015年、株式会社モリヤコンサルティングを設立、リーダー育成に携わる。復興庁「新しい東北」先導モデル事業に携わったことがきっかけとなりスタートした復興地東北ツアーは、現在も継続提供している。
2018年、ひとりひとりがイキイキする社会を目指し、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立、代表理事に就任。2021年より、小・中学校でのアンコンシャスバイアス授業をスタート。2022年には、がんと共に働くを応援するための共同研究「がんと仕事に関する意識調査」報告書を発表。様々な角度・視点からアンコンシャスバイアスをお届けしている。
著書に、『「アンコンシャス・バイアス」マネジメント』『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(かんき出版)、『導く力』(KADOKAWA)などがある。

第7講座 【経済学】
地域経済の再拡大に向けて、中小企業にできること
講師 藻谷 浩介氏 ㈱日本総合研究所 主席研究員

1964年生まれの59歳、山口県周南市出身。
現職:㈱日本総合研究所主席研究員、㈱日本政策投資銀行地域調査部(特任顧問 非常勤)、特定非営利活動法人ComPus 地域経営支援ネットワーク 理事長。
平成合併前の全3,200市町村、海外119ヶ国を自費で訪問し、地形・交通・産業・人口・郷土史等の地域特性を多面的に把握。地域振興、人口成熟問題、観光振興、コロナ対応などに関し研究・著作・講演を行っている。登
壇および番組出演累計7,000回程度(うち2022年度300回超)。2012年より現職。
著書に『デフレの正体』『里山資本主義』(共にKADOKAWA)、『世界まちかど地政学Next』(文芸春秋)など。近著に『日本の進む道~成長とは何だったのか』(毎日新聞出版)、養老猛司との対談。