M&Aから学ぶ事業継続のヒントを知ろう
~あれから6年、時は来た!ただそれだけだ !! ~
  

報告者 ㈱共栄印刷 専務取締役 有賀真治さん (郡山支部)

8 月23日(火) 現郡山支部副支部長兼常務理事であり、後継者塾のアドバイザーでもある有賀真治さんより、「M&Aから学ぶ事業継続のヒントを知ろう」と題して、ご報告いただきました。サブタイトルにある「あれから6年」というのは、M&Aで同業他社を引く継ぎ、福島市で開催された経営者交流大会で分科会報告をされた時期のことです。
 共栄印刷㈱は印刷業を生業としていますが、印刷業界は苦境に立たされていると言います。平成12年には全国に4万の事業所があり、従業員数は45万人を超え、市場も8兆円以上と、非常に賑わった業界でした。しかし、令和元年には、事業所数2万、従業員数27万、市場は5兆円を切るようになってきました。そんな中でM&Aの話が出た際、有賀さんは同業がこれ以上いなくなるのをみていられなかったといいます。共栄印刷㈱は勿論ですが、有賀さんも熱い想いがあったのだと思います。6年経った現在は、引き継いだ会社の社員さんにインタビューするなど良好な関係を築いているといいます。
 これからは、選ばれる企業を創り、先代のファンも引き継ぎ、事業承継とは何のために行うのかを考えながら不易流行の追求をしていきたいと語っていました。支部の皆さんにも一度、有賀さんの思いの丈を聴いてもらいたいと思える例会でした。