「社長の役割、社長業とは」
報告者：菅野繊維(株)　代表取締役　菅野 京一さん（あだたら支部）

8月6日にあだたら支部第2グループの勉強会が開催され、年間テーマ「社長の役割、社長業とは」について、菅野繊維(株)　代表取締役　菅野さんより体験報告をいただきました。菅野さんが経営する菅野繊維(株)は、ニット（衣類）の製造業として国内メーカーさんだけではなく、海外トップブランドのニット製造まで手がけるワールドワイドな会社さんで、創業は昭和三年より現在の菅野さんが3代目に当たります。菅野さんが考える「社長の役割、社長業とは」何か、創業者と後継者の違いはありますが、それは「ファイナンス」と、強い思いを持たれ話されていました。一番には従業員（社員）への思い、一生懸命仕事をしてくれる従業員さん・内職さんや外注さんへの支払い（給料）を一日たりとも遅らせてはならない、社長業の役割はそこが全て。逆算すれば、受注を取り造った商品を約束通りの期日に納品先へ納め、対価を貰い、支払いを円滑に行う。商売していれば当たり前な事ですが、凡事徹底ほど難しい事はありませんよね。ファストファッションが主流の現代、ジャストインタイムよりも物造に重きを置き、人との出会いを大切にされ、自社の商品に誇りを持ちマーケットへ提案し続ける事で安定した経営が成り立つと再考致しました。

（レポート／(有)五百川製材所　増子　智一）