いま、この人 12月号

森 章史さん ㈱柳沼住建 取締役

 今回は、今年2月に入会したばかりの㈱柳沼住建取締役の森章史さんにお話を伺いました。

現場・森さん

取材様子

入社の経緯

森さんは以前、自動車部品メーカーの営業アシスタントをしていたそうです。
 奥さんと結婚して一緒に暮らしはじめた頃、㈱柳沼住建の社長であるお義父さんから一緒に仕事をしてみないかと声をかけられ、建築業は怖いイメージはあるけれど挑戦してみようと思い、入社することにしたそうです。
 入社直後の頃は建築のことを何もわからず、大工さんに教えて欲しいと言っても、「そんなのもわかんないのか」と教えてくれなかったのですが、資格の勉強をしていくと、その専門用語が出てくるので、だんだんわかるようになってきたそうです。
 森さんは結婚してから毎年一つは国家資格を取ろうと、今も頑張って勉強を続けています。

柳沼住建の仕事内容

 柳沼住建さんは建築工事を各種行っていて、最近は主に公共事業の木工事を請け負っていて、現在、県南の短期大学の寮の新築、造作・家具・型枠工事などを請け負っていて、公共工事の合間に住宅の工事を行ってるそうです。
 「もともとは社長が大工さんからスタートしているので、家を直す大工さんの技術から、公共事業の方の技術まで幅広く対応しています」
 現在の森さんの業務は、営業と現場の管理がメインで、設計の方はデザインまでで、申請関係の設計業務は設計事務所と連携しているそうです。

同友会入会の話

 もともと社長には経営者やその後継者の集まる会に入ったら良いのではないかと言われていた森さんですが、踏ん切りがつかなかったそうです。そんな時、リフレッシュするのに田村市のメンズヨガ教室に通っていたところ、田村支部の渡辺雅洋さんに出会い、経営の話をしたところ同友会に誘われ、郡山支部の山吉隼人さんに相談したところ、「間違いないぞ!」と最後の一押しをされて入会したというお話でした。
 実は山吉さんは中学の先輩で以前から知っていて、森さんのお父さんも山吉さんと同じ水産関係で、山吉さんのお父さんとのお付き合いもあったという、ちょっと不思議なご縁のお話を聞くことができできました。

ホームページ、SNSの課題(特に情報管理)などの話

柳沼住建さんのホームページがよくできているので、業者さんに依頼したのか聞いたところ、大体の部分は森さんが作ったというお話でした。
 トップページにはフェイスブックやインスタグラムのリンクも張ってあり、そちらには工事の施工状況の写真やイベントの案内もされています。SNSに写真を出すのは、施主様に承諾をいただいて撮影、写真の確認していただいてOKが出たら使用するというように気を遣っているそうですが、店舗や公共工事などでは著作権的なものなどもあり、そもそも写真をアップできなかったり、お披露目が済むまではアップできないこともあるようです。

今後の抱負

 同友会に入会する前に青年委員会に見学で参加したところ、良いお話を聞けたので、いろいろな委員会に参加しながら、自分の武器になるようなものを身に付けるように頑張っていきたい。自分が経営者になるということを、同友会に入会する前は全く考えていなかったので、後継者としてこれから社長になることを考えて、先輩方に経営者の心構えのようなものを教えていただき、自分の糧にしていきたいと思いを語っていただきました。