田村支部田村支部総会・3月例会

人を生かす経営の実践で21世紀型企業づくり
~働き方改革と業績向上を両立する経営戦略~
報告者 菅原茂秋氏
(株)ティスコ運輸 代表取締役(山形同友会代表理事)
3月27日(木)第19回田村支部総会・3月例会が辰巳屋で開催されました。第一部の総会では、活動報告・役員選出・活動方針の3つの議案が可決となりました。「経営指針(理念・方針・計画・ビジョン)が明確で、社員に浸透し、世間から愛される会社を目指そう!」が新スローガンに決まり、今年度も一人ひとりがより充実した同友会運動を行えればと思います。
第二部の例会では、「人を生かす経営の実践で21世紀型企業づくり」と題し、株式会社ティスコ運輸の菅原茂秋社長よりご報告を頂きました。物流最適化業を掲げ、2024年問題にも正面から向き合い、働き方改革と業績向上を両立させる経営戦略を採られています。
第一に「なぜ社会に存在するか(存在意義)」を考え、顧客は何を求めているか、困り事は何か、どんなサービスを提供すればその課題を解決出来るか、どのように差別化するか等、常に問題意識を持ち、常在挑戦の精神で取り組まれています。受け身では生き残れないと話し、モノを運ぶだけでなく、付加価値を創るための高度人材育成にも注力されています。
また、社員向けアンケートを実施し、フィードバックを繰り返すことで、価値観を共有しながら、一人ひとりの自主性も大切にされているそうです。菅原社長の想い、ありたい姿が経営理念で見える化され、社内に浸透出来ているからこそ、逆境の中でも業績向上に繋げられているのだと感じました。
今回は、ゲスト参加も多く、菅原社長への関心、注目度の高さが伺え、2024年問題真最中にタイムリーなお話しが聞けました。使命感の強さがひしひしと伝わり良い刺激となりました。ありがとうございました。
(レポート/(株)タムラ 堀井有馬)