相双支部7月例会ニュース
「時代の大転換期!地域企業が事業を通じて社会変革に挑戦する」
講師:及川 政孝 氏
(株)シーエフエス 取締役/ (一社)経営実践研究会 理事
『会社人から社会人へ』『種まきと収穫』『常識は変わっても本質は変わらない』…。
経営実践研究会、及川さんのお話の中に出てくるいくつものワードが私の脳みそに突き刺さりました。
特に『種まきと収穫』のとらえ方について私なりに解釈してみました。
冒頭で及川さんは『私はまだ何か形を残したわけではない』と仰いましたが、それは発芽に時間がかかり、発芽率が何パーセントかも分からない種まきをしているからで、それは言い換えればそれは社会貢献なのかなと。
一方「収穫」とは、営利活動若しくは利益の追求でしょうか?もちろん企業が活動を継続する上で利益は欠かせませんが、それが極端に偏ると資源の枯渇や貧富の格差を生み出し結果紛争の引き金になる。
こんな事象を及川さんは1÷2は0.5と0.5という計算式で言い表しました。
資本主義社会に生きる我々経営者は、何のために経営しているか?目先の利益に囚われすぎていないか?収穫をしながらも、種まきは同時にできているか?
自分が蒔いた種は自分の世代に収穫できるものもあれば、子供や孫の世代ならないと刈り取れないものもある。自分たちの先輩・先祖が育ててくれたものを私たちは収穫して生きていることを忘れてはならない。自分は何のために経営しているか?何を残すべきなのか?脳みそをフル回転させて考えた例会でした。
(レポート/(株)広栄土木 小幡 広宣)