第47期定時総会・記念講演会困難に打ち勝つ強靭な組織づくり~100年企業への理念経営と人財共育PDCA~
講師 ㈱ねぎしフードサービス 代表取締役 根岸榮治氏(東京同友会)
5 月26 日(金) 田村支部5月例会は、県総会への参加でした。
記念講演の㈱ねぎしフードサービスの根岸社長のお話はとても興味深く、参考になる内容でした。
「東京で流行っているものを地方で売る」商売をしていたところ、仙台で自分のやっていたものと同じ商品を扱う店舗に従業員を引き抜かれた事をきっかけに、自分の商売のやり方の問題に気付き、事業戦略を大きく変更。首都圏のみに集中して出店することを決断したとのこと。
そして、それまでお酒のおつまみとして牛タンを出すお店では男性客が多く、女性客をあまり獲得できなかったため、とろろと麦飯という健康志向で売り出すことで1981年に新宿歌舞伎町へ出店。いま考えるとかなり時代を先取りしていた気がします。
経営指針書が出来てから5年経った2001年に狂牛病問題が日本でも発生したのですが、毎年経営指針書を金融機関に持って行っていた為、金融機関からの支援も受けられたそうです。
「当たり前のことを徹底してやる事で顧客満足を高めること。社員、アルバイトと一緒にお店を作っていくこと。仕事の中に成長できる「仕組み」を作ること。生産地、生産者との繋がりを大事にすること。」などなど、かなり詳しい内容を惜しげもなくお話いただきました。それだけでなく、印刷資料で配付してくださったので、とても勉強になる講演でした。