いま、この人 吉田眞也さん 秀和建設(株)代表取締役 

 田村市船引町で総合建設業を営む秀和建設㈱さんですが、昨年発覚した地元紙にも載った事件により指名停止処分を受け、急遽代表取締役になった吉田眞也さん。それまで売上のほとんどを公共工事に依存していたのが、指名停止により出来なくなって苦しんでいるところを、田村支部の武藤副支部長の紹介で民間工事での仕事を請ける事が出来るようになり、そのご縁で今年5月に同友会に入会しました。
 もともと公共工事と民間工事を並行してやりたいという思いがあったので、今回の件をきっかけとして、民間工事の経験を積んで、その技術をもって地域社会に貢献できるような仕事をしたいと吉田さんは話します。
 従業員は10名ほどで、年齢は50代以上が主力で、40代は数人、30代、20代は一人ずつと、将来の人手不足が課題になっています。そのため、隔週の週休2日、有給休暇の取得率を上げるなど、働きやすい環境作りに心がけていて、従業員だけでなくその家族の生活も大事にする会社を目指しています。
 建設業は危険、恐いというイメージをもたれがちですが、仕事の面白さを知ってもらうためにSNSも活用してみたいです。若い人達に建設業の魅力を知ってもらい、秀和建設への就職を希望してもらうためには、建設業、会社のイメージアップに取り組んでいきたいそう。「私はシャイなのでTikTokに出るのはなかなか難しいです(笑)」と吉田さんは言います。
 今まで公共工事をしてきた中で、地域の方に「やってもらって良かった」と言って貰えると嬉しかったのですが、民間工事はお客様に直接依頼されるので、お客様が望んでいるもの以上に良い仕事ができるように、お客様の不安が安心になるような仕事を心がけています。
 同友会に入会して、建設業界以外の異業種の会員さんとの交流で、いろいろな情報を得ることが勉強になりますし、同友会に入ったからには理念、指針創りに取り組んでいきたいと思っています。と嬉しい言葉を伺う事ができました。