相双支部6月例会

相双支部6月例会は南相馬市原町区のサンライフ南相馬での学びでした。「M&Aは終わりではなく、始まりだった」というテーマで、(株)鹿島クレーン高田将大社長に講演頂きました。とかくM&Aと聞くとマイナスなイメージを抱くかもしれないです。特に今回は買収を持ちかけられた側という事で、私も一体どのような話が聞けるのだろうと興味がありました。しかしながら、今回は「成長戦略型M&A」という事でした。

鹿島クレーン側は大手DENZAIグループの①知名度による受注の幅の広がりと②財務体質の強化と③自社には無い大型のクレーンを借りることが出来るなど様々なメリットがあり、親会社のDENZAI側は福島県浜通りエリア(特に風力発電)への進出の足掛かりなどのメリットがあり、双方ウィンウィンの吸収合併でした。その陰には、父(先代社長現会長)の勇気ある決断とそれを飲み込む高田社長の勇気ある覚悟が垣間見えました。

M&A直後は会計システムの大きな変更により事務員さんの離職があったり、グループ共通のユニフォーム(全身)の購入費用の負担など困難は有りましたが、地元密着に取り組んできた自社の強みに大手のブランド力が加わって良い効果が生まれていることを挙げ、従業員の働く環境を守れて本当にやって良かったと感想を頂きました。M&Aの成功事例を非常に有意義に学ぶことが出来ました。

(レポート/舟橋康介 (株)FMフナハシ)

活動報告-新着トピックス




2025年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930