須賀川支部 8月例会
「継ぐ覚悟」と「託す決断」~今こそ考える事業承継~
パネラー:内藤祥一さん (有)内藤酒店 取締役会長
村越美広さん (株)エポック 代表取締役
水野晃さん (有)水野教材社 取締役専務
コーディネーター:米倉攻さん (株)ヨネクラ 代表取締役
事業承継という、経営者なら避けては通れない重いテーマ。私自身、そろそろ考えないとな… と日々頭を悩ませていたので、今回の例会には迷わず参加しました。パネルディスカッション方式も新鮮で面白かったです。さすが米倉副支部長の企画力!
既に承継された内藤社長。須賀川の飲食店経営者なら知らない人はいないくらいの社長さんなだけに、どういった想いで息子さんに引き継いだのか気になっていたのです。
実際に承継された村越支部長。継ぐ側の苦労はもちろんですが、今度は自分が誰かに託す側にも。想いという名のバトンを受け取り、また渡していく。その大切さと重さを本当の意味で理解する必要性を感じました。
これから承継する水野晃君。お父様が現社長であり、この日は会場にもいらっしゃいました。お父様が目の前にいる状況では話しにくい事もあったでしょうに、だからこその苦労と今後の課題を赤裸々に語ってくれました。御三方に共通して言えるのは、承継は決して楽じゃなかったということ。それは理解していましたが、本当の意味での苦労はまさに体験してきた、これからする覚悟あればこその重さでした。

グループ討論では、参加者それぞれの事情や会社の特色もあって、まさに十人十色の考え方がありました。お子さんに継いでもらい、会社の看板を次の世代に繋げたい社長さんもいらっしゃれば、身内じゃなくても社員や外部に託すのも選択肢だと捉える社長さんもいらっしゃいました。
こういった承継問題においては、誰かが答えを出してくれるものでは決してありません。しっかり自分で考え、行動するしかないのです。でも、こんな風に先輩方の体験談を聞くことでヒントを得られることも事実ですよね。「同友会って、本当に勉強になる!」と再認識した例会でした。
(レポート/スナックAGAIN 矢部 香里)
