いわき支部7月活動報告
農業を通して地域創生「6次産業化」で生きるチカラを
~地域に繋がる 広告×農業~
山口 小百合さん (株)佐蔵農園 代表取締役【福島支部】
7月例会は7月17日(北地区)、24日(南地区)の両日開かれました。今回は北地区例会についてリポートさせていただきます。7月例会では、福島支部会員であり(株)佐蔵農園 代表取締役の山口小百合さんの経営体験報告をいただきました。当日は、約40名の参加がありました。
佐蔵農園は、福島市の広告・映像制作会社(株)フォーカスが立ち上げた新規事業として2021年に設立。山口さんは「いのちを育む農業」「女性による女性のための農業」という理念のもと、単なる生産にとどまらず、加工・販売・広報まで自社で手がける“6次産業化”を推進し、地域に根差した農業のあり方を模索していました。報告では、広告業出身ならではの視点から、商品の魅せ方やストーリーの伝え方、地域との関わりを深める企画の取り組みなどが紹介されました。「農業は未来をつくる仕事。次世代に『生きる喜び』を伝えたい」と語る山口さんの熱意が、参加者の心に強く響きました。参加者からは、「地域創生の考えを学ぶ良い機会になった」「自分にもできることを始めたい」「農業にも経営指針が大切だと実感した」などの感想が寄せられ、地方で生きる意味や、若者の地域定着といった社会的課題へのヒントにもつながる例会となりました。山口さんによる、「広告と農業という異業種の融合から生まれる新たな価値」への挑戦は、地域を元気にする一歩として、参加者に多くの気づきと勇気をもたらしました。

