いわき支部 9月北地区例会
目から鱗!意識が変わる?知ることから始めよう
~障がい者雇用の今~
石山 伯夫 氏
NPO法人いわき市障がい者職親会 理事長
(株)マルトグループホールディングス 監査役
9月例会は、9月18日(北地区)、25日(南地区)の両日開かれました。今回は北地区例会についてリポートさせていただきます。
北地区例会が、いわき産業創造館で開催され29名が参加しました。

今回の例会では、NPO法人いわき市障がい者職親会 理事長であり、株式会社マルトグループホールディングス監査役を務める石山伯夫氏を講師に迎え、「目から鱗!意識が変わる?知ることからはじめよう~障がい者雇用の今~」をテーマに講演が行われました。
講演の中で石山氏は、まず現在のいわき市における障がい者雇用の状況について具体的なデータや事例を交えて説明しました。そのうえで、障がい者雇用は企業に課せられた義務であると同時に、人材不足を補い、従業員同士が互いに学び合う「共育」の場をつくるという大きな意義があることを強調しました。さらに、雇用時に活用できる助成金の種類や申請の流れ、障がい者雇用へ至るまでの手順、委託訓練制度など、実務に直結する内容が詳しく紹介されました。加えて、マルト各店舗で実際に働く障がい者の姿や役割についても紹介され、参加者にとって身近に感じられる講話となりました。
参加者からは、「まずは障がい者を知ることから始めたい。先入観や固定観念を取り除くことが大切だと学んだ」「助成金や制度をうまく活用することで、雇用は単なる慈善事業ではなく企業の発展にもつながると理解できた」「今回の学びをきっかけに、自社でも積極的に障がい者雇用について考えていきたい」といった感想が寄せられました。
今回の例会は、障がい者雇用に対する意識を新たにする大変有意義な機会となり、参加者一人ひとりが自社の取り組みを考えるきっかけとなりました。
現在は「従業員の待遇改善」や「自社サービスへの付加価値づけ」にも力を注ぎ、その姿勢が社員を通じてお客様へと広がる好循環を生み出しています。参加者からは「想いと行動が経営を動かす」という学びを実感したとの声が多く寄せられ、中塚さんの報告は想いと行動の大切さを改めて考える機会となりました。
(レポート/(有)ABCいわき 佐藤 フロンズ)

