いわき支部 9月活動報告

これからの未来のカタチと自社のあるべき姿を求めて
~材木店社長が考えるこれからの価値~
報告者 :大平 宏之 さん 【いわき支部】
(株)正木屋材木店 代表取締役
9月例会は9月26日(北地区)、19日(南地区)の両日開かれました。今回は南地区例会についてリポートさせていただきます。大平さんは、古河電工の営業を経て、材木商を営む奥さんの実家である正木屋材木店に入社。入社後は、営業的アプローチによる会社の立て直しに奔走した試行錯誤期を経て、住宅ポータルサイト「いわき家ナビ」を立ち上げたり、東日本大震災からの被災者支援として仮設住宅へのちゃぶ台配布活動やデザイン性の高い「かみだな」を開発し、グッドデザイン賞などを受賞しました。また、様々な復興プロジェクトや有名団体との協力活動をするなど、積極的に動いてきた結果として業績が向上してきました。2018年には無垢材展示場「MUKUROOM」をオープンし、定期的なイベント開催とSNS発信をしています。
先代が引退し代表に就任するも、モチベーションの低下や次世代に残せるものは何だろうか?という不安に駆られていたという大平さん。その頃に同友会に入会し「第28期経営指針を創る会」を受講したとのこと。経営指針を作ることで、これまでの取り組みを明確に言語化し社員と共有するツールとなり、明るく元気な会社に変わってきたことを実感。現在は「風の時代」であり、新しい価値観を取り込み、社員とともに「これからの10年」を創造しているというお話をしていただきました。
参加した会員からは、もっと楽しみながら経営に取り組みたい・良い気付きを得た等、大変良かったというポジティブな声が聞かれました。
(レポート/(有)とんぼ工芸 三室 志帆)

