社員共育と持続可能な成長を目指して

第5分科会では、「社員共育」をテーマに、渋谷レックス株式会社 渋谷裕司社長による実践事例が共有されました。同社では、社員のモチベーション向上とコミュニケーション促進を目的に、オフィスのリニューアルを実施。社員の意見を積極的に取り入れた改革が高く評価され、2022年には「日経ニューオフィス賞 東北ニューオフィス推進賞」を受賞しました。

オフィスリニューアルは、社員がリラックスできるスペースの確保や効率的な業務環境の整備を重視し、働きやすさと生産性向上を実現。さらに、こうした取り組みを通じてディスカッション能力が向上し、採用改革にも寄与したとのことです。職場環境の充実が、求職者への訴求力を高め、優秀な人材確保につながっています。

分科会では、リニューアル後のオフィス見学に加え、渋谷社長の経営報告や社員との対話形式のセッションも行われました。これにより、社員全員が小さな改革を積み重ね、持続可能な成長を目指す企業文化が醸成されていることが明らかになりました。

今回の事例は、社員との信頼関係を基盤とした職場改善が、企業の成長を後押しする具体的な方法を示すものであり、他の参加者にとっても多くの示唆を与える内容となりました。今後も、このような実践例を共有し、企業間で学び合う機会を提供していきます。