白河支部 6月例会
Z世代採用の課題は”昭和の価値観”で解決する
大川翔氏
Find Value株式会社 取締役COO
6月24日(火)に、郡山にあるベルヴィ郡山館で開催された白河支部6月例会。
「Z世代採用の課題は”昭和の価値観”で解決する」をテーマに、Find Value株式会社 取締役COOの大川翔氏から講演頂きました。
若者の県外流出率ワーストにランキングする福島県。魅力的な雇用機会(賃金、やりがい、働きやすさ)が少ないと、若年人口が流出し、人材不足による業績悪化から魅力がさらに低下。企業、個人からの税収減少により地域のインフラも衰退し、住みにくい地域になることでさらに人口流出してしまうのが、人口流出する地域の未来だといいます。だからこそ、若手人材を採用できる企業だけが地域で生き残り、地域住民から重宝され、より人が集まると語る大川氏。
採用、育成も定着も難しいと言われる「Z世代」の特徴を踏まえ、企業として具体的に何をすべきか?という具体的な戦略を解説頂き、Z世代をターゲットにした社内外での施策の紹介、実例をあげて頂いたことで、自社に落とし込みやすい例会内容でした。
今回の白河支部例会は、エリア帰属になり初めての県中県南エリア共同求人委員会での例会に参加するという初めての試みでした。白河支部だけでなく、郡山・須賀川・田村の3支部からの参加があったことで、学びと交流の広がりを感じる例会となりました。
グループ討論でも求人に対する積極的な議論がなされましたが、転職が一般的となっている現在において、新卒だけでなく中途の採用への積極化の有効性や、採用後の定着のために社内環境の改善などを行っていくべきといった意見が多数見受けられました。特にセカンドキャリアやサードキャリアいった言葉が定着していきつつあるため、Z世代だけでなく、さまざまな層に向けて、SNSや自社HPなどを通じて発信していく必要があるのではと切に感じました。
(レポート/山口 和真さん (有)山口こうじ店)