白河支部11月例会
「黙って俺についてくればいい…そんな社長がなぜ変わったのか?」
〜「物流の全体最適化」を掲げ、「人を生かす経営」の総合実践を進める〜
菅原茂秋さん 株式会社ティスコ運輸 代表取締役
(山形同友会 代表理事)
10月16日(水) 福島県中小企業家同友会白河支部の10月例会では、株式会社ティスコ運輸 代表取締役 菅原茂秋社長をお招きし「黙って俺についてくればいい…そんな社長がなぜ変わったのか?」〜「物流の全体最適化」を掲げ、「人を生かす経営」の総合実践を進める〜と題しまして、ご報告いただきました。
例会では、菅原社長のわかりやすい資料をもとに、会社スタートから、現在にいたるまでの歴史と経営での大切にされているところをご報告いただきました。
一番印象に残っていますのが、「経営理念を柱に徹底されている」という点でした。これから起こす行動は理念に反していないか、この考えは理念に合っているか、という志で
「常に経営理念に基づいた経営体質」でございました。
運送業であるのに「運ばない会社」というテーマで、コスト削減やいかに効率のいい仕事ができるかを社員一丸となって追求しチャレンジされておられました。市場縮小など環境の変化にもいち早く対応され、「このままでいいのか!」「市場縮小に合わせていいのか!」必要ならばつくる、なければ作ればいいという戦略にも驚かされました。社員に向け、会社の満足度アンケートをとり改善また改善と常に前を向くご姿勢に、支部会員も驚きや、なかなかそこまでできないなどの発言が出て心を動かされました。
「常に素直に受け止め行動」「常に疑問をもち新たな行動」菅原社長の目にやっていくんだという強さがありました。その背景には、常に「人を生かす経営」の教え通りに経営をする。高々と本を掲げご報告の最後となりました。本当にありがとうございました。
(レポート/(株)穂積保険事務所 穂積 英一)