【郡山支部】1月新春例会

1月29日(木)
報告者の押田氏は、1951年創業、社員数33名(2月予定)を擁する東白川郡矢祭町の製材・建材販売会社の3代目経営者です。

  1. 経営者の覚悟を問われた「退職の申し出」

社長就任2年目、2名の社員から給与待遇への不満を理由に退職を切り出されました。このショックをきっかけに「自分と社員の価値観を擦り合わせる必要性」を痛感し、2018年に同友会へ入会。**「経営指針を創る会」**で悩み抜き、自社の存在意義と地域の未来を込めた経営指針を成文化しました。

  • 「選ばれる会社」への具体的な実践

指針を形骸化させないため、押田氏は数々の改革を断行しました。

情報共有と組織化:週1回の朝礼を開始し、数字を社員に公開。部門制を導入し、リーダーシップを育む体制を整えました。

休日・福利厚生の改善:社員との対話を経て、年間休日を112日へ拡大。設置型社食サービスを導入し、ランチを通じたコミュニケーションを活性化させました。

多様な採用とSNS発信:YouTubeやSNSを活用し、社内の雰囲気を可視化。20代の若手や、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まる組織へと進化しています。

  • 地域と歩む持続可能な経営

2019年の台風被害を全社員で乗り越えた経験や、製材端材を再利用したコンポストによるSDGsの取り組み、空き家活用プロジェクトなど、**「地域になくてはならない企業」**としての活動も紹介されました。

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10年ビジョンの達成と次なるステージへ

押田氏は、7年前に掲げた「10年ビジョン」が、現在、白河営業所の開設やM&Aといった形で着実に実現していることを振り返りました。**「ビジョンを掲げ、思い続けることが、自然とその方向へ進む力になる」**という言葉は、参加した経営者たちの大きな励みとなりました。

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新年会:共に学び、親睦を深める交流のひととき

報告後の新年会では、支部を越えて集まった会員やゲスト同士が親睦を深め、新年の思いを共有する、和やかな交流の場となりました。
同じ経営者として悩みや志を分かち合える時間は、今後の実践へ向けた大きな活力となったように感じます。

結びに代えて

今回の例会を通じて、同友会での学びが理念や言葉にとどまらず、社員一人ひとりの幸せや企業の成長へと確実につながっていることを、改めて実感しました。
経営指針を軸に社員と向き合い、ビジョンを共有し続けることが、会社を着実に前へ進める力になる――そのことを、会員の皆さまと共有できた例会だったと感じています。
この学びをそれぞれが自社に持ち帰り実践していくことで、より良い会社づくりにつながり、やがて福島全体の活力にもなっていくのではないでしょうか。

(レポート/(株)クリエイト 今井 将也)

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