須賀川支部9月例会

 須賀川支部内で「中川」の名を聞けば、特に若手はピーンと背筋が伸びます。我が支部長、村越さんも頭が上がりません。両の手を膝頭に当て、皆一様に「お疲れ様です!」と頭を下げるのが、株式会社ステップ・ワン代表取締役中川貴昭さんです。既にご本人は同友会の席を譲り、社長業に専念されています。しかし、ここ須賀川の経済黎明期に一石を投じた人物として顔は広く、その席を譲り受けたのが中川社長が次男、同社統括部長の中川博樹さんです。まだ30代半ばながら、纏うオーラはお父様譲り。話していても頭の回転が早いことが分かります。恥ずかしながら高齢化が進む須賀川支部ですが、すぐに打ち解けられるコミュニケーション能力の高さも特筆すべき点でしょう。

 さて、例会。そんな博樹さんに講演をお願いした所、むしろ”やりたかった”とイケイケであります。混迷する日本経済界で生きる「今の若手」のお話なだけに、支部会員達の期待も高い。講演内容は、【MBTI診断】。MB…ん?聞き慣れない横文字ですが、要は性格診断と言い換えて差し支えありません。「あなたは自己中心的ですね、あなたは強欲ですね」などと、そんな大雑把なモノではなく。事細かな質問に答えていくことで、16タイプの性格に診断され各々の思考傾向や人生観などが他者にも理解できる優れもの。ちなみに自分は巨匠タイプと出ました。クリント・イーストウッドやトム・クルーズも巨匠らしい。ということは自分もハリウッド俳優ということでしょうか。それはさておき、MBTI診断、ひいては性格診断が経営にどう関係してくるのか?これで分かることは、正にスタッフの適正判断。適材適所と言ってもいいでしょう。表面上は明るくとも、営業職に向いているとは言い切れないのであります。その人がどんな性格をしているのか、ある程度データ的というか数字で概要が掴めれば、おのずとコミュニケーションも円滑になるというもの。コミュニケーションの円滑さは、会社という組織においては必須も必須。良い仕事は良い会話からであります。また、中間管理職的な部下のマネジメントにも大いに役立ちます。人の内面をデジタルで把握することに戸惑いはありましたが、やってみると当たっているのが面白いとこです。

 さすがはデジタル世代。より効率的に、より具体的に経営する術を身につけています。現にこれを実践した所、社内コミュニケーションの1つとなっているそうです。これはすぐにでも自社で実践せねばなるまいて。はたして、空の男トップガンと同じ性格の私を理解してくれるでしょうか。

(レポート/(株)マザール 鈴木 健)

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